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お客様の声

No.06インタビュー

「昭和の空間が変貌」誰からも愛されるシンプルと個性の同居

Bistro Kitchen CHIRIO Bistro Kitchen CHIRIO

昔ながらの小さな商店街、その一本隣、こちらもまた小さな通りにトリコロールカラーの暖簾がはためく、『Bistro Kitchen CHIRIO』さん。
友安製作所工務店がフルリノベーションした空間は、カジュアルだけど上品、シンプルだけど凝った造作や素材で、“ここにしかない空間”を実現しています。今回のインタビューでは、このお店やリノベーションにかけた想いをオーナーシェフの東埜さんにお伺いしました。

「2店舗目もお願いしたい」とことん話し合えたから言えること

友安製作所工務店を知ったきっかけを教えてください。

実を言うと、以前、僕の奥さんが友安製作所カフェ阿倍野店でアルバイトをしていたんです。そのときに僕もカフェのショップを見る機会があって、好きなインテリアだったのでチェックしていました。だから、いざお店をオープンするとなったとき、またショップに小物を見に行ったことがきっかけです。そこで初めて「工務店事業もやっている」というのを聞き、それならばとご相談しました。

他の施工会社も候補に挙がっていたようですが、最終的に友安製作所工務店にご依頼いただいた決め手はなんでしょうか?

もともと友安製作所のインテリアは好きでしたが、もう一つの施工会社のデザインも好きだったんです。どうしようかと迷って、最後の決め手は「人」でした。担当してくれたスタッフさんがとても面白くて、親身に話も聞いてくれる人。「この人に頼みたい!」と思い、友安製作所工務店に依頼しました。

デザインを気に入っていただいて、さらにスタッフも気に入っていただいたんですね。ありがとうございます! デザインに関しては、どんなところが良いと感じられましたか?

アイテムの一つひとつがどれもイイなと思うモノばかり。僕自身が、「右に倣え」というのが好きではなく、人とかぶらないものを探していたんです。友安製作所さんのアイテムは、そういった面でも個性的で気に入っています。だから、工務店でも“他にないもの”を期待しました。

移動もできるオリジナルのチラシ棚

個室風のソファ席

最初は、席数や動線を決めることから始まったとか?

そうですね。僕がワンオペでお店を回すために、何席まで対応できるのか? お客様や僕自身の動線を確保した上で、どこに何席配置すればいいのか? といったことを考えていきました。スタッフさんが紙で縮尺したイスやテーブルを作ってくれて、図面の上に配置しながら試行錯誤して考えていったんです。

移動もできるオリジナルのチラシ棚

調理場前のカウンター

お店のデザインはどうやって決めていきましたか?

もともとは、古民家をイメージして木材をたくさん使いたいと考えていたんです。ですが、スタッフさんに相談すると、現在木材の価格が高騰していて、この場所でそれを叶えるにはかなりの予算が必要とのことでした。それで再度、自分が「どんなお店にしたいのか」を、いろんなお店や空間の写真を見たり、情報を集めたりしてスタッフさんと一緒に考えていきました。 そして決まったのが、大きなコンセプトとして、より多くの皆さんに長く愛されるデザインでありながら、他とは被らない個性がある空間。加えて、飲食店に欠かせない清潔感も大切にデザインを決めていきました。

ヘキサゴン型の分解できるテーブルと受付カウンター

アイアンの看板も友安製作所工務店が制作した一点物

「確かにシンプルで統一感もありながら、いろいろなところに凝った造りが見られますね。

良い素材をいろいろ使ってもらったんですが、スタッフさんと相談して、床材とソファの土台となる木を同じ種類にするなど、統一感を持たせた内装にしてもらいました。それに、僕の奥さんの方が、こういったインテリアに関することが得意なので、ソファのチェック柄や、開口部分のアーチ型など、奥さんの意見もたくさん反映してもらっています。入口にかけたトリコロール色の暖簾も、いい味出しているでしょ? これも友安製作所工務店さんにつくってもらったんですよ。生地のサンプルも取り寄せてもらって、かなり迷いましたね。

「YAO」の看板がランドマークに

暖簾とガラス扉が個性的

暖簾がすごくいいアイコンになっていますよね! 完成したお店で、他にお気に入りの場所や思い入れのある部分はどちらになりますか?

この入口から見えるレジカウンターですね。中にワインセラーとショーケースも入れて、外からでも一番にそれらが目に入るようになっています。土台は木製なんですが、友安製作所工務店オリジナルのコンクリート調の施工をすることで、スタイリッシュなレジカウンターになりました。これを造るのにスタッフさんがかなり苦労してくれたんです。カウンター横の通路は車椅子が通れる幅を確保したかったので、ワインセラーとショーケースの規定に沿ったスペースを考えると、本当にギリギリだったようです。

確かにすごくかっこいいレジカウンターですね。このコンクリート調の施工は、カウンター席でも使用していますよね。他に、これだけは譲れないという要望はあったのでしょうか?

「引き戸」はマストな条件でした。うちの子どもが車椅子を使っているので、できる限り店内でも動きやすい空間を造ってもらったんです。もともとここは、ザ・昭和といった感じの喫茶店で、店内も古くてボロボロの状態。床の高さもガタガタだったので、どうしてもどこかで段差ができてしまうんです。この段差もいろいろと話し合って、入口に段差があると入店自体が難しくなるし、それならレジカウンターの位置で車椅子が登れる程度の段差を作って調整しようと。難しい条件も、話し合いながら改善策を見つけて実現してもらいました。でき上った引き戸は、友安製作所工務店さんがオリジナルで造ったもの。ガラスと鉄の組み合わせがおしゃれですよね。

こういった施工中、印象に残ったエピソードはありますか?

友安製作所工務店さんとは全く関係ないんですが、この物件のガスの容量が思った以上に少なかったんです。このままではガス給湯器も使えない!って途方に暮れていたんですが、スタッフさんが、ここに合う電気給湯器を探してくれて、それでなんとかオープンすることができました。お店を出すのも初めてでしたし、本当にいろいろありましたが、そういったイレギュラーにも対応してくれて、とても助かりました!

待ち合わせの目印になっているソファコーナー

入口は広い開口部の引き戸に

来店されたお客さんの反応はどうですか?

お店の前に来られた瞬間、「こんなおしゃれなお店あったの!?」と言っていただくことが多いですね。常連さんが他のお友達を連れて来られることもあり、そのお友達の「めっちゃおしゃれ!」といった反応に、常連さんが誇らしそうにするんです。それを見ると僕も嬉しくなってきますね。

それは私たちにとっても嬉しい反応です! 友安製作所工務店に対して、「もっとこうしてほしかった!」といった要望はありますか?

「こうしてほしかった」ということはありません! 当初の理想だった古民家風は予算の関係で実現できませんでしたが、完成したとき、「本当に良いお店ができたな」としみじみ思いました。それは、家族ぐるみでスタッフさんととことん話し合って、相談して、言いたいことを言って、具現化されたのがこの空間だから。同じものができたとしても、十分なコミュニケーションも取らずにでき上っていたら、全く納得できていなかったでしょうね。 だから、2店舗目をオープンするときも、友安製作所工務店さんにお願いします!

ありがとうございます! 今後は2店舗目も含めてどんなお店にしたいですか?

2店舗目は、ビストロバーガーのお店をやってみたいですね。この店で出しているようなビストロの料理をバンズに挟んだようなオリジナルのハンバーガーを作りたいと思っています。そして最終的な夢は、福祉業界! 障害のある人も、できることや得意なことはたくさんあります。そんな人たちが能力を活かし、正当な賃金で働ける場所を提供したいと考えています。まだまだ経営者としてスタートを切ったばかりですが、友安製作所工務店さんと実現したこのお店を軸に、夢を叶えていきたいと思います!

待ち合わせの目印になっているソファコーナー

オーナーシェフ・東埜さん

PROFILE

Bistro Kitchen CHIRIO

Bistro Kitchen CHIRIO フレンチやイタリアン、洋食など幅広いジャンルで修業したオーナーシェフが腕を振るうカジュアルフレンチのお店。「ほぼ100%手作り」という料理には、様々なジャンルのエッセンスが組み込まれています。今回ご紹介した空間同様に、ココでしか味わえない料理がそろっています。おすすめは、同店の魅力がぎっしり詰まったディナーコースや、手軽なランチコース。お酒はワインだけじゃなく、フレンチにも合うおしゃれな焼酎や日本酒も用意しています。
※人気のカヌレなど、不定期でオリジナルの焼き菓子も販売中!
Bistro Kitchen CHIRIO